豪金融監督庁(APRA)がリスクを警告 2014年5月26日 - 豪ドル見通し

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豪金融監督庁(APRA)がリスクを警告 2014年5月26日

■豪金融監督庁(APRA)が、住宅市場の競争上の圧力から融資基準を緩める現在の環境では、高いリスクを有する貸付の増加が見られるが、この傾向は今後も続くことを望んでいないと表明しています。

現在のオーストラリアでは住宅建設から、多くの消費(住宅資材・家財・電化製品など)と雇用(建築する作業員)が生まれ、それらが経済成長の活動を後押ししています。
(住宅市場→上昇→住宅建設に関わる→雇用と消費→増減→雇用・消費→影響する→オーストラリア経済と豪ドルに影響する)
そたのめ、豪金融監督庁(APRA)の表明は不動産に関連する金融リスクに対して先に布石を打ったことになります。



■豪準備銀行(RBA)とは異なる見解
豪準備銀行(RBA)は低金利政策で不動産市場や小売市場での経済活動を活発化させ、豪経済を上昇させる方針を継続するとしています。
(政策金利→低金利→金融機関は→低金利で資金調達へ→企業・家計へ→低金利で資金供給へ→経済活動→上昇→小売売上高→上昇へ)
(住宅は一般的にローンで購入する→低政策金利→家計の借入金利を引き下げる→住宅購入を後押し→住宅購入増加→許可件数→増加へ)



■豪金融リスクと豪国債(リスクの内容
オーストラリアのリスクの1つに金融機関が海外から多額の借り入れを続け不動産投資に融資を行うことがあげられます。(借入と金融機関への投資の違いに注意:借入はあまり表面化しない)
豪住宅関連債務は税引き後所得に対する比率は1.5%、と1992年から増加し、住宅価格は1992年から約160%上昇しているのに対して、住宅関連債務は270%上昇しています。これは、家計が金融機関から資金を借り入れて住宅を購入している伸び率が大幅に上昇していることを示しています。

豪準備銀行(RBA)の低金利政策にも関わらず現地オーストラリアでは住宅ローンの金利は高く5%台が多く見られ、金融機関が貸し出す資金を海外から調達していることが浮き彫りとなっている結果です。
(金融機関→貸し出す資金→RBAから→調達→不動産ローン金利→高い水準→豪金融機関→海外から資金調達をしている)

豪準備銀行(RBA)は不動産バブルを形成するためのではなく、金融機関が適正に幅広く多くの対象者に融資するべきで、安易に低い住宅ローン融資をすべきでないと表明が金融機関は安易な住宅ローン貸し付けをしている事実があります。
現時点での可能性は低いですが金融機関による海外からの資金調達が金融機関の信用度を下げ、豪国債の信用度低下リスクへと発展することがあります。
(豪金融機関→海外から→借入増加→豪金融機関→不動産市場に貸し付け→豪金融機関→負債増加→豪政府が→金融機関へ→融資をしなければならない→豪政府→財政赤字増加→豪国債→信用度低下へ)
※ 現時点では大きくかけはなれていますが、構造としてはギリシャやスペインなど自国の金融機関の負債に対して政府が支援するため、結果として政府の財政赤字が増加し国債が下落する構造です



■先日、米格付け会社S&P(スタンダード・アンド・プアーズ)が、今後財政削減を実施しないと、豪国債格下げの可能性もあると言及し、(豪)デベルRBA総裁補佐も講演で豪債務状況を公表し、オーストラリアの債務残高について言及していることを豪金融監督庁(APRA)も裏付けたかたちとなりました。
(豪金融機関→海外から→借入増加→豪金融機関→不動産市場に貸し付け→豪金融機関→対外負債増加へ)
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