豪ドル見通し < 豪ドル週間レビュー > 2015年3月21日 - 豪ドル見通し

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豪ドル見通し < 豪ドル週間レビュー > 2015年3月21日

< 豪ドル週間レビュー >

■FOMC(米連邦公開市場委員会)声明文
声明文で政策金利に関するキーワード「忍耐」(patience)が削除され、今後米政策金利引き上げの可能性が示唆されました。
イエレンFRB(米連邦準備制度理事会)議長は米経済について、「輸出は弱いもよう」 「経済成長はいくぶん下がるだろう」 と示唆し、金融市場では政策金利引き上げ時期は数ヶ月先になると予想し、米ドルは主要通貨に対して下落する展開となりました。
金融市場では第2四半期以降に米政策金利を引き上げると予想して、早期利上げ(第1四半期)期待は後退し短期的に米ドルは売られる展開となりました。
(米政策金利→早期引き上げ観測→後退→(第1四半期から第2四半期へ)→低金利継続→金利差維持→米ドル→売られる→豪ドル円にも影響へ)

※ 「忍耐」(patience)=低金利政策を維持すること



■豪準備銀(RBA)が議事録を公表しました
(1)「経済成長とインフレ予測に基づいて政策金利を引き下げるケースがある」
(2)「2月の政策金利引き下げの効果を見て、今後政策金利引き下げをするかどうかを検討する」
(3)「豪ドル安はバランスのとれた豪経済成長に必要」



■金融政策への言及(豪ドルの値動きに影響する)
(1)(2)(3)より、今後豪準備銀行(RBA)が政策金利を引き下げる観測が高くなっています。
2月3日に、政策金利を引き下げましたが、政策金利引き下げの効果が現れなけらば、政策金利を引き下げる可能性があることになります。
政策金利引き下げは、経済成長を促進する効果がある一方で、豪ドルの下落要因となりますので、今後の豪経済指標が悪化すると、金融市場は政策金利引き下げの先行きを織り込みますので、豪経済指標の確認が必要となります。
(政策金利引き下げ→借入コスト低下→企業の資金借入→後押し→企業→事業規模→拡大へ→経済活動増加→経済成長へ)
(政策金利引き下げ→借入コスト低下→家計の消費者意識→改善→消費→増加へ)

※ 投資面からみた政策金利引き下げの影響
政策金利引き下げは、金利差を縮小させるため、投資資金が流出し、豪ドルは下落傾向が強くなります。
(金利引き下げ観測→金利差縮小→豪ドルの魅力縮小→投資資金→豪ドルを売る流れ)



■OECD(経済協力開発機構)が世界経済の見通しを発表しました。

※ 2015年経済成長率
中国:7.0%(前回から0.1%下方修正)
欧州:1.4%(前回から0.3%上方修正)
日本:1.0%(前回から0.2%上方修正)
米国:3.1%(前回と変わらず)
インド  :7.7%(前回から1.3%上方修正)
ブラジル:-0.5%(前回から0.2%下方修正)


OECDでは、オーストラリア最大の資源輸出相手国である中国は緩やかな経済減速すると予想し、更にブラジルの景気後退に陥った場合、資源輸出国は輸出関連でネガティブな影響がある可能性があるとしています。
資源価格に連動する傾向が強い豪ドルにはネガティブな側面があることに注意が必要となります。



■原油価格の下落と世界経済
米国の強い内需と、米ドル高が世界の需要を押し上げており、欧州では石油価格の下落、金融刺激策などが重なって景気低迷から抜け出すチャンスであると示唆しました。
これは、米国内需要と米ドル高が相乗効果となって、世界の国からの需要を高めることなりますので、米国への輸出や米国からの資本投資が増加するため、輸出する側の国や資本を提供を受けた国は経済成長する傾向を強めます。
(米内需→上昇→米ドル高上昇→米ドル高と強い米内需により→米国への輸出が増加する:米ドル高は米国にとって割安に輸入できる側面があります)
(原油価格→下落→生産に必要なエネルギー・輸送コストなど→コストが低下→物価→下落→製品需要→増加→企業→製品製造→増加→景気回復へ)
※ 製造製品・食品加工には輸送や加工段階でエネルギーを使用するため、エネルギー価格の影響をうけます
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